美容師の給料ってホントはいくら?自分が好きな額だけもらえる裏技教えます!

あなたは今、月給をいくらもらっていますか?

最近の美容師の年収については、平均「300万前後」と言う調査結果が発表されています。
これは厚生労働省による「賃金構造基本統計調査」というもので数ある職種の中で美容師は下から3番目で、それ以降理容師・調理師見習い(最下位)と続きます。

実はこの数字の結果については、個人的には全く信用していません。一般のアンケート調査と同じで、

  • 地方と都会
  • 基本給や能力給
  • 出来高払い
  • 住宅手当など

条件が一定しない中での調査結果になりますので、自分の仕事量に対して十分に報酬として得ているか、それともこんなに働いているのに(売り上げに貢献しているのに)月給が少ないと思うのかの方が大事だと思うのです。

今回は、あなたがとても関心のある「美容師の給料について」考えてみたいと思います。裏を返すと自分が経営者になった時にスタッフにどれだけあげられるか、と言う課題になります。

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1.見習い(アシスタント)時代の給料

ごくまれに「私、アシスタントのままで良いんです。この仕事が大好きなんです」と言う変な人がいます。こういった特殊な例を除いて通常は、誰もが先輩の技術者のアシスタントをしながら、技術を教えてもらいながら育ててもらいます。師匠と弟子のような関係なので、もらえる給料も昔から安かったのです。

大概の新人は、美容学校の卒業と同時に国家資格を持っているので名前だけは「美容師」となりますので、

  • 昔のように中卒の見習いの方もいなくなりました。
  • 美容学校自体が「専門学校」として指定されたので
  • 最低高校卒業の資格を持っていなければ入学出来なくなったからです。
  • 昼間生、夜間生、通信制という3通りの選択

は残されていますが、夜間・通信は人数的に少ない状況です。

私のインターン時代の給料は「65,000円」で、この金額は「寮費」と「昼食代」「夜食代」を引いた残りになります。埼玉県大宮市(当時)の大型美容室に入社しました。当時は1店舗で30名ほどのスタッフが在籍していましたので、経営者の自宅に用意された食堂に昼夜食事に通いました。食事は賄い(まかない)のおばさんが常駐して美味しい食事をいつも用意してくれました。

ほぼ毎日、営業終了後は毎日トレーニングをしていていたので遊びにお金を使う事もなく過ごしたので給料を生活費と考えると充分だったのです。現在では、おおよそ12~15万円が見習い生の給料の相場になります。当時は遊びに使うよりも、トレーニング用のウィッグやシザー・コーム、外部の技術講習会参加費用などにお金が掛かりました。

2.スタイリスト~トップスタイリストの給料

通常美容師は、勤務先の美容室でスタイリストとしてデビューするのにおよそ2~3年掛かります。私の場合も2年目から、カットモデルを自分たちで探してきてお店でカットして先輩にチェックしてもらうと言う事をしばらくの間、経験しました。美容室の給与システムは実にさまざまあって一概に○○円とは言えません。

当時は自分がもらっている給料の金額よりも、はやく一人前になるために、日々勉強する事に気持ちが傾いていたのだと思います。最初のお店には4年間在籍しましたが、一通り技術者としての仕事(カット・パーマ・カラーなど)は出来ていました。

その後、浦和市(当時)の美容室に3年半勤務しましたが、このサロンは「指名制」でしたので、いかに自分を指名してくれるお客様を獲得するか・・・に特化してトレーニングを積んでいました。全店舗60名のスタイリストのうち、ベスト4に入った事がありましたがその時の個人売上は170万円を超えていました。

この数字はアシスタントにヘルプに入ってもらって出来た数字ですが、1日当たり20名以上のカットをしないと達成出来ない数字でした。この時は手取りで28万円前後でした。

平成27年 厚生労働省「賃金構造基本統計調査」理美容師の年収

  • 平均月収:23万円
  • 平均年収:284万円
  • 男性年収:307万円
  • 女性年収:270万円

こうしてみると、美容師の報酬は昔も今もあまり変わっていないですね。男性美容師が志半ばで職業を変えてしまうのも収入の課題があります。年齢を重ねるごとに給料も上がっていくわけではないので、そのまま勤めるか、独立開業するか、辞めて違う仕事にするか・・・選択を迫られます。

3.店長・経営者へ

いよいよ、このランクにやってきましたね。いくらもらえるかって期待していると思いますが、ここからはマインド(心構え)を「経営者」に切り替えてもらいたいと思います。

  • 「いくらもらえるか」
  • →「いくら稼げるか」
  • 「いくら稼がせてあげられるか」に
  • シフトチェンジです。

店長やマネジャー(マネージャーと伸ばさないのが正しい)は「数値責任者」となりますので、自分がいくら売上をあげるかではなく、スタッフにどれだけ稼いでもらうように仕向けるか、が課題です。店舗の売上げ(経費を引いたモノ)が上がれば、自分の給料も上がります。

万一、売上が下がれば給料も下がるのが普通です。ただ、年齢的にも既婚者が多いので手取り30万円は保証してもらいたいですよね。今回は、あなたのために「オリジナルの給与目安表」を作成しました。これを照らし合わせて、まず現在給料を「多くもらい過ぎていないか」「少ないのか」判定して下さい。

いかがですか?

施術売上の単独というのは、アシスタント無しと言う意味ですので、アシスタントを使った場合は、その仕事量の給料分をアシスタントに支払わなくてはなりません。赤いラインは、それぞれの経験値で、このラインは超えていたいですよね!という目安です。

1,000,000円の個人売上で、その対価として30万円~38万円が人件費として働くあなたに支払われるか、経営者として今度はあなたがスタッフに支払う事になるか、です。

まとめ

もともと美容師というのは女性の仕事でした。私が美容学校に入学した40年前は、入学生100人に対して10人男性がいたということで珍しくて当時の茨城新聞に掲載されたほどです。
また業界の95%以上が個人で営業している特殊な業界です。美容室を経営していると、特にスタッフの募集はしていなくても、電話での問い合わせや学校からの推薦などで面接をすることがあります。

私の場合過去の面接のお相手はほとんどの場合「はずれ」でした。国家資格をまだ取っていない見習生が面接でいきなり「毎月15万円貰えないと生活できないです」と言ってきたりします。一応話は最後まで聞きますがこの時点で心の中ではアウトです。

彼女の場合、

  • アパートの家賃
  • 買ったばかりの車のローン
  • 携帯電話の支払いなど

生活の話だけで、肝心な美容師としての仕事についての話は一切出てきませんでした。あなたが経営者として、現状の働く側の立場と逆転した時に、あなたはその経営者に喜んで雇ってもらえますか?まだ働いてもいないのに、もらえる給料だけの話をするのは論外です。

むしろ、1ヶ月は無給(ただ働き)で働きますからその仕事ぶりを見て報酬を決めてもらえませんか?くらい言えないとだめだという事です。

昨今、美容業界は売り手市場と言われていますが、自分のスキルアップのために自己投資するような人材なら採用の余地はありますが、誰でも良いと言うほど入店・入社は甘くありません。

編集後記

大切なのはいくら貰っているかではなく自分がいくら得たいのか、いくら欲しいのかということに尽きます。要は勤めているお店の全体の売り上げにどれだけ貢献できているかということが大事であり、ひらたく言えば

  • 仮に月額40万円の給料が欲しい場合に
  • オーナーに「 40万円の給料もらうのに何をどうすればいいのか? 」

と尋ねれば良いだけです。

もっとも何事にも限度というものがあります。現在見習いで15万円の給料の人がいきなり40万円の話をしても無理ということです。どんな仕事でも今もらっている給料の額に不満を持つ人は必ずいます。通常、給料は会社の社長からもらいます。ですから不満がある場合は社長に直談判して自分の望む給料の金額を伝えてみることから始まります。

いつまでも不満を言っていても、お給料は絶対に上がることはありません。経営者と従業員(スタッフ)は正反対の立場にあります。あなたは近い将来独立してお店を持つことで経営者の立場にかわります。経営者としてスタッフに月額40万円払っても良いというのは、そのスタッフがお店にとってどんな働きをしてくれるからであるかよく考えて下さい。

売り上げと経費の割合で、スタッフに支払う給料は売り上げ100の時、30から38ということを伝えました(一覧表を参照)。この計算でいくと

  • 40万円以上もらう場合は最低110万以上の売上を、
  • できれば130万円前後の売上を達成する

とお店に貢献していることになります。今回は給料というシビアな内容でしたが、経営者の視点でこれから考えてみて下さい。

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