美容学校の正しい選び方。あなたの未来は学校選びでほぼ決まる!!

美容師になる人には大きく分けて2つの傾向があります。

1つは自分自身がお洒落をしていたいと言う考えの人と、もう1つは他人つまり自分以外の人をきれいにしてあげたいという考えです。

さらに独立志向が強く将来美容室を経営したいと言う思いを持つ人と、将来美容師として一流の技術者で終えたいと言う人もいます。美容師として、経営者としてどちらを目指すにしても必ず通らなければならない道があります。それが美容学校であり国家試験ということになります。

カリスマ美容師と呼ばれお客様から絶大な人気がありテレビや雑誌インタビューなどで、注目されていた美容師が実は無免許だったと云う笑えない事件がありました。そのうち取ろうと思っていた…これが彼の言い訳でした。

あなたは美容師免許をお持ちだと思いますが、法律や時代とともに内容も大きく変化しています。今回は原点に戻って美容師になるためにはというテーマでお送りします。

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1.美容師になるには

  • 美容学校を卒業する
  • 美容師国家試験に合格する

この2つを超えなくてはなりません。

以前こんな事件がありました。私が埼玉県のS美容室に勤務しているときに新入社員を迎えるイベントでの出来事です。スタッフは30名ほどのお店でした。その日は新入社員7~8人とその保護者(両親がほとんどでした)を「新入社員歓迎会」として招待していました。S美容室は全寮制でしたので、新人はすでに寮生活をして1ヶ月ほど経っていました。

本人と親御さんの挨拶が終わり、イベントの終盤でした。経営者がある母親と「国家試験」の話をしていた時です。「えっ!国家試験があるんですか?」という声が会場に響き渡ったのです。みんなその大きな声に驚きましたが、次に「それじゃ、うちの子は無理です。国家試験があるなんて知りませんでした」と言ったと思ったら、自分の子を手に取りそのまま会場から出て行ってしまったのです。

その母親は「美容師になるのに国家試験に合格する必要がある」という大事なことを知らなかったのです。本人も中学校卒業したばかりの女の子だったので、想像ですが親に美容師にでもなったらどうか?と勧められて従ったのだと思います。こんなことが現実にあるんです。

2.美容学校(美容師養成施設)とは

認可と管轄はそれぞれ違う省庁が行っています。美容学校の多くは学校法人で運営していますが文部科学省の学校法人、専門学校(専修学校)として認可を受けている事が条件です。学校法人は、文部科学省が定めた規定を満たした学校を運営する法人で、

  • 学割で定期券が購入できる
  • 就職先を紹介する職業紹介事業も届出だけで行うことができる

など優遇措置があります。

管轄は厚生労働省が行っています。又、気をつけなければいけないことは「厚生労働省の認定・指定を受けていない美容系の学校を卒業しても美容師国家試験の受験資格はもらえない」と言うことです。

3.学校課程の3種

美容学校には、

  • 昼間課程
  • 夜間課程
  • 通信課程

の三つの課程がありますが、さらに昼間には以下の2つがあります。続いて「夜間課程」と「通信教育」についても書いてみます。

専門学校

  • 入学資格が高校卒業以上
  • 就学年数が2年間以上
  • 1年間の授業時間数が800時間以上

専修学校制度

  • 就学年数が1年間の一般専修課程
  • 中学卒業生でも入学できる高等専修課程

夜間、通信

夜間課程を行っている美容学校は都市部の美容学校の一部で就学期間は、法律では2年以上と定めれています。通信課程は、

  • 就学年数は3年間
  • 社団法人日本理容美容教育センターが行う通信によるレポート提出と
  • それぞれ学校が行う面接授業

とがあります。

面接授業については、美容室に勤務している場合は300時間以上、そうでない場合は600時間以上で、学校によって300時間(美容店従業者対象)と600時間と決っています。現状としては通信課程を行っている美容学校のほとんどは、美容室勤務者を対象にしています。

法律の改正で、美容学校も様変わりしています。最短でも2年以上掛かります(私の時は1年です)から、その分お金も掛かります。ただ、悪いことだけでは無く期間が長い分、覚えられる技術や人間的成長も期待できますので、自分ではっきりとした動機や目標を持つことが大切です。

4.学費はいくらくらい掛かるのか?

美容学校は他の専門学校と比較しても、お金が掛かると言われています。この原因は実習の授業が多いためで、これは私が美容学校に入学した40年前も同様でした。現在でも授業の半分以上が実習ですが、2年間の学費は平均すると200万円を超えるでしょう。学費と言われるものの内訳は、

  • 入学金
  • 授業料
  • 施設費
  • 実習費
  • 教材費など

があります。これに加えて 実習を行うための器具器材にかかる費用があります。鋏、ロッド、ウイッグ、コーム、白衣などが必要になるうえに、パーマ液やヘアカラー液などの材料費、それに伴うテキスト代も別途お金が掛かります。

遠くから通うとなると交通費、学校近くにアパートを借りると借家代が掛かりますので、トータルすると250万円~多いと400万円近く掛かる事になります。私の場合は「昼間生、1年間」でしたし、当時の通信生でも期間は2年でしたから当時よりも、今の方が経済的負担は大きいのです。

まとめ

美容学校はどこでもおんなじ!と思ったら大間違いです。むしろ学校が2年以上になったことで美容学校そのものの価値が大きく変わってきていると言えます。学校は「美容師養成施設」として卒業してすぐに現場に出た時に「いかに使える人材」になっているかが何よりも重要です。即戦力=報酬に直結するからです。

ところが、美容師になりたいと思って美容学校に通い卒業して国家資格を取得し、さあいよいよ美容室勤務になるわけですが、実はここで続かない人、やめてしまう人がたくさんいるのです。原因はいろいろあると思います。

手荒れや、腰痛など肉体的に無理というのもあれば、単に先輩との人間関係だったり、経営者との意見の違いなどもあります。「なぜ、続かないか」も課題として考えてみたいと思います。経営者として人材不足の対策は急務です。では又。

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