間違いだらけの副業の選び方!誰も知らない副業のメリット・デメリットとは?!

政府の働き方改革で大手の会社が就業規則変えてまで副業を認め始めたような情報が飛び交っています。現実には全く違っています。2017年の時点で
- 正社員で副業をしている割合はたった10%程度
- 非正規社員でも16%です
誰もが副業を!とテレビや新聞で話題になっていますが現実はそれとはかけ離れた状況になっています。どうして副業が広がっていかないのか?そこには政府が考える理想と企業が考える現実とのギャップがあるからです。このように理想と現実がかけ離れてしまっている原因はただ1つです。
- ほとんど企業は実は副業を認めていない
からです。副業を禁止している企業が80%以上あるのです。では多くの企業がなぜ副業を禁止しているのか…
- 社員の長時間労働の助長
- 情報漏えいのリスク
- 労働時間の管理が困難
- 人手不足や人材の流出につながる
- 労働災害の場合本業との区別が困難
企業が社員に対して副業を禁止しているのは理由を見ると私なら分かる気がします。
例えば私の美容室の従業員が朝9時から夕方6時まで仕事した後、ファミレスで夜8時~12時までアルバイトやってたら…美容室での仕事や接客に支障が出る事は明らかです。実はこの事は昨年現実に起きたことです。従業員には私の方から泣かせてしまうくらい厳重注意しました。
本来ならアルバイトをすぐに辞めさせるべきなのですが、ファミレスも勤務のシフトを組んであるのでファミレス側や働いているスタッフの皆さんに迷惑をかけてはいけないと思い、その日から1ヶ月間だけはアルバイトを継続しても良いと許可しました。
ところで、副業を容認している企業は社員に対してどう考えているのか、気になりますよね。本当のところは容認しているといっても勝手に副業やアルバイトができるわけではありません。ほとんどの企業が「認可制」 「許可制」ですので、社員がいつ、どのような内容で仕事しているのか把握しているのはもちろん、会社によってはその副業で得られる本業のメリットをはっきり書かせるところもあります。
かといってどんなに順風満帆に見えていても、たとえ一流企業と言われる会社であっても、将来どうなるかわかりません。会社の倒産、合併、解雇、早期退職のススメなど私の周りでも何人かはこのような目に遭っています。この記事は以下のようなことに興味がありましたらぜひ読み進めてください。今回は副業に関して考えてみたいと思います。
- 副業を容認している企業の本音
- 副業にはどんなものがあるか、その特徴
- 副業で成功するタイプ、失敗するタイプ
- 自分に合った副業考える
- 定年後に備え副業も今から育てる
私自身美容室の経営以外に副業をいくつか持っています。「3本の矢」という言葉もありますが、やはり1本よりも2本、2本よりも3本と言うように収入源は複数持っていると将来への安心感は全く違います。大きな収入1つよりも、 たとえ3分の1でも3つ持つことが、これから生きていく上で大事かなと思います。
1.副業を容認している企業の本音とは
副業を認めてくれている企業は全体の20% 。ほとんどの会社が副業を禁止している中でどうして副業を許してくれているのか?そこには企業としての思惑は隠されています。
副業を認めている僅か20%の企業のうち、
- 承認制
- 申請制
- 条件付認可制
などがあります。本社から子会社に行って働いてもらう=副業や本人からの申請で本業に支障が出ないことを確認した上で認める申請制。さらに条件付きで承認を出すなど企業によって対応はさまざま。このように許可を出している20%の企業でさえ副業するのはまだまだ敷居が高いのが現状なのです。
それでも社員や従業員を雇う側の立場としては私はとても理解できます。企業側としては、政府の方から働き方改革!とスローガンを掲げられている一方、雇い主側として残業時間制限させられているので、副業で費やす時間の管理ができない=会社が把握できないので、労働災害が起きた時に原因が本業なのか、副業なのか分からなくなってしまうからだという。
働き方改革を打ち出した政府と社員に現場で働いてもらっている会社との利害関係が成り立っていないのが、副業がいまひとつ日本に広がっていかない原因になっているのです。
2. 副業にはどんなものがあるか、その特徴
副業は大きく分けて2つのスタイルになります。
- 本業のある日は本業に専念し、主に休日に副業をするスタイル
- 本業の時間を短縮して副業をするスタイルです
さらに、副業の種類は大きく分けると2つしかありません。
- 時間を切り売りするパートタイマー的な仕事=100%肉体労働
- インターネットを利用して報酬が自動発生するようなインフラを作り上げる事の2つがあります。
時間を切り売りするタイプは大きい収入は望めませんが、安定した収入を得ることができます。コンビニや居酒屋、スーパーなど1時間当たり1,000円と仮定すれば10時間働けば1万円、 50時間働けば5万円と働いた時間の分だけ収入に直結します。
一方でインターネットを利用して報酬をもらうような成果型報酬タイプの副業では誰もが成功できるものではありません。ネット系のビジネスでは
- アフィリエイト
- ドロップシッピング
- せどり
- YouTubeを利用したもの(ユーチューバー)
- インスタグラマー
- グーグルアドセンス(広告収入)
- ホームページ作成やブログ記事作成
などいろいろありますが、収入が約束されるものではありません。頑張ったからとか、何時間やったから・・・ではないので収入の保証は一切ありませんから注意が必要です。
さらに、投資系というのもありますが、ほとんどの場合投資をするための元手(まとまった資金)が必要であり、その元手さえも失う可能性がゼロとは言えないので、私は投資=副業という考えは持っていません。
また、報酬が高いか安いかの違いはやはり時間を切り売りするパートタイマー的な仕事はどちらかというと低く、一方ネットを使って報酬が自動発生するようなインフラを作り上げる事は時間はかかりますが、それだけに報酬は高くしかもインフラを作り上げてしまえば後は点検整備を怠らず、古くなったり使わなくなったパイプラインを交換したり取り除くような作業を定期的に行えばよいのです。
副業をサラリーマンと同じように会社や上司に使われるような仕事にするか、これを機会に事業主や事業家として独立するか…それは副業をスタートする前に是非決めておかなくてできません。あとで失敗したということのないように、自分の気持ちに向き合って決断してください。
3.副業で成功するタイプ、失敗するタイプとは
副業で成功するには、自分が持っている専門知識や経験・スキルをそのまま生かすことができれば少なくても失敗することはありません。反対に、自分の今までやったことのない職種や全く知識のないゼロからの副業は失敗する可能性が高くなります。
私の場合、美容師と美容室経営と言う専門知識と経験を生かせたので、今副業にしている「健康食品」と「(癒し系)アロマオイル」というジャンルの商品はストレスなく取り入れることができています。
あなたが副業をスタートしようと思いたった時、新たな知識を身につけるために本を購入したり、資格を取ったりする必要があるかもしれません。「将来のため」なら良いですが、ゼロからスタートならすぐに収入にはならないので気をつけて下さい。
副業は知識や経験を増やすためにやるのではありませんよね?収入を増やすというはっきりした目標があるのですから、「勉強になった」「役に立つ」のは後回しにして、副業選びも収入アップに直接つながるかどうかを判断基準にすることを忘れないで下さい。
この判断基準と目標を持ち続けることで失敗を防ぐことが出来ますが、ネットビジネスでうまくいかない人は途中で諦めたり、他のネットビジネスに目移りして「ジプシー」のように主催企業を転々とする人が多いのが現状です。
4.定年後に備え副業も今から育てる
今すぐ収入にならなくても近い将来安定した収入が定期的にもらえるなら、と言う40代50代の人であればネットを使った仕事は副業として適しています。私自身ネットでの仕事に興味があってかなりの金額を投資しています。それは本であったり、ある会社の月単位の会員であったり、すでにネットビジネスで実績を上げている師匠に直接教わるために… 。
ネットビジネスに関しては全くの素人なので過去2年間は自分に惜しみなくお金を投資しましたが、それは主となる仕事が順調でなければできないかも知れません。私の場合、ネットワークビジネスで安定した収入を毎月頂いているのでその中からいくらか(お金)を次のネットビジネスのために運用しています。
個人的なことですが、長生きすればするだけお金がかかります。生きているうちに怪我をしたり病気になったり、考えたくはありませんが介護が必要になるかもしれません。それは自分に降りかかるだけでなく、もしかしたら家族や親兄弟かもしれませんね。
そんな時いちばん必要なのは「お金」ではないでしょうか?世の中の悩みの90%(ほとんどがの意味)がお金で解決できると過去に言われたことがあります。60年以上生きてきて今言える事は、その言葉が間違ってはいなかったということです。どこに行こうと、何をしようと、何を買おうと、何かサービスを受けようとかかってくるのは全てお金です。
美容師は美容学校卒業して自分のお店を持って独立するまで5年~10年かかります。全く新しい分野のビジネスを副業にしようとするならば、一生懸命取り組んでも5年くらいはかかるのではないかと覚悟しています。
すぐにでも収入が欲しいという人ならば、まずはパートやアルバイトで安定した収入を確保しつつ、それを軍資金にして本来自分がやりたいビジネスを副業にしたら良いでしょう。副業も植物を育てるような感覚で取り組むときっと良い結果が得られるでしょう。頑張りましょう
5.副業のまとめ
政府が働き方改革で副業を容認する方向へ大きく舵取りをしました。現実には企業の8割が副業に反対している…その理由は本業をおろそかされて困るとか顧客情報・企業の内部情報の流出などあります。現段階の労働基準法では1日8時間、週40時間を越えて労働させると会社は割増賃金を支払わなければならないことになっています。
仮に会社員が8時間勤務をした後で副業で居酒屋で3時間働いたとすると現行の場合、居酒屋が割増賃金を払わなくてはならないということになります。つまり副業で働かせた側が残業代を払う義務が生じます。これもまた副業が広がらない大きな原因の1つになっています。
副業とは単に収入を増やす手段として考えるのではなく
- 何のために副業するのかという目的をはっきりさせ
- 自分の職業や経験、スキルなどからできそうな副業を見つけ
- 働きがいややりがいが見いだせるような副業に就く事
が重要です。2017年9月の時点で日本では100歳以上の高齢者数はおよそ6万8,000人。センテナリアン(centenarian)と呼ばれる100歳以上の人は 日本では「百寿者」といわれています。
これからの人生は100歳まで生きる前提に、お金のこともちろん健康のことや人付き合いそして時間の使い方などを40代50代のうちに心の準備をしておかなくてはならないことがたくさんあります。私は121歳まで生きる事を前提に考えて、すでに準備を始めています。副業もそのための1つです。ではまた。
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