美容室専用器具の上手な選び方!少ない予算でも開業出来る考え方の提案?!

美容室で使用する機材は、メーカーによって特徴があります。今回はサロンの中で使用する美容器具機材についてお話しします。器具の違いには次ような点が上げられます。

  • 様々な形
  • サイズ
  • 機能
  • 価格帯

有名なメーカーでは「タカラベルモント」「大広製作所(オオヒロ)」などがあります。新品で購入のときは、直接売買は出来ません。ディーラーという理美容専門の会社を通して購入します。

メーカーによって「中古品」「新古品」は自社で販売することがありますので、新品でなくても良いと言うときはメーカーに直接訪ねるとよいでしょう。又、メーカーでは基本的に値引きはほとんどしません。理由は、美容室側との契約のほとんどが現金取引ではなく「リース契約」だからです。ですから資金に余裕が有り「現金購入」出来る場合は値引き交渉可となります。

このようにリース契約と、現金購入、ローン購入した場合名義の違いなどメリット・デメリットがありますが、今回は「美容に関する器具機材の種類」と「どんなものを準備したらよいか」にテーマを絞ります。総購入費にリース専用の利息がプラスされますが、初期費用が分散されることで低く抑えられるのでその分を運転資金用に残すことが出来ます。

美容器具は一つ一つの価格が高いので現金払いにすると気持ちはスッキリしますが、使った分の運転資金は無くなりますので心細くなります。開店時の現金による支出と毎月の支払い額は低く押さえておくことが重要です。

ただし「中古品」の場合は「現金」で新品に対して3割から半額程度の負担で済みますので一見良さそうですが、お客様の直接目の触れるものに関しては気持ちよく新品にして、その分稼ぐよう頑張りましょう。

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1.セットスペース

「セットスペース」は、お客様の施術をするエリアの事で、実際の営業では以下のものがあれば一通りの仕事が可能です。

  • セットイス
  • ワゴン

セットイスは電動タイプもありますが、私自身は足踏み式が好きで開業した店はすべてそうでした。メリットは、

  • 価格が安いこと
  • 停電でも動く
  • 故障しにくい
  • ケーブルがないので移動しやすい
  • 電源を取るために床にコンセント用タップを作らなくて良い

などが上げられます。特にデメリットはありませんが、お客様がセット椅子に付属している「足置き用ステップ」に万一両足を乗せるとイスが倒れて危険、と言うことくらいでしょうか。私の経験では子供が面白がってやることが多いので気をつけましょう。

ちなみにメーカーは「タカラベルモント」ですが、大切に扱うと10年~20年使用できます。最近は昇降式でない「ただのイス」を置く美容室が多いですが、お勧め出来ません。私も体験したことがありますが、スツールを使っても仕事がしづらく腰に負担が大きいです。セットミラー(鏡)もメーカーで販売していますが、40年前でも高額でした。

現在のお店には「イタリア製のミラー」が壁にひもで吊す形になっていますが、20年前の購入時1個当たり「2万2,000円」×4個で10万円以内で済みました。鏡だけはおしゃれ感のあるもの、女性がきれいに見える鏡を購入して下さい。

※セット面には、W数の高いドライヤーを2台同時使用してもブレーカーが上がらないようにコンセントの容量と数を準備します。

2.シャンプースペース

シャンプーエリアに必要なものは

  • シャンプー用いす
  • シャンプー台
  • オートシャンプー
  • ホットタオルスチーマー(ホットキャビ)
  • キャビネット

になります。私の店のシャンプーイスは29年間故障しないで今日まで使えています(タカラベルモント)。給湯設備は店の規模によりますが、深夜電力を利用する電気温水器はコストを低く抑えられますが、通常の「ガス湯沸かし器の業務用」が外につけられるのでしたらこちらがお勧めです。

設定温度を60度にして、シャンプー台側のサーモスタットで湯温調整します。電気温水器と比較して水圧も高いのでロングヘアなどのすすぎ時間が短縮されます。

3.待合スペース

美容室の受付方法には今のところ、次のようなシステムがあります。

  • 「順番制」客単価が安い美容室4,000円前後
  • 「予約優先」客単価が6,000円を超える美容室
  • 「完全予約制」客単価が10,000円を超える美容室

仕事をしている女性、時間を大切にしている方は、料金は高めでも待ち時間がない美容室を選ぶ傾向にあります。予約制の場合には、お客様が待合室にたまってしまうことがないので、テーブルや椅子をほとんど用意する必要がありません。

ただし、予約無しで来店したお客様の対応法は準備しておく必要があります。この件については、全体のスペースを考えて対策を取りましょう。少ない坪数の場合は「イスだけ」と言う選択肢もあります。

4.スタッフルーム

自分も含めてスタッフが休憩、食事をとるスペースになります。準備しておきたいものには次のようなものがあります。一緒に確認しましょう。

  • テーブル
  • イス
  • 防犯ビデオ用モニター
  • 美容雑誌
  • 冷蔵庫
  • 電子レンジ
  • トースター
  • 洗濯
  • 乾燥機

これらを置く場所になります。自分も含めてスタッフも1日の中で一番くつろげる場所でなくてはなりません。食事もその日によって温め直したり、外に買い出しに行ったり、又好みの飲み物を冷蔵庫に保管したり出来るように環境を整えて下さい。

さらにお店によっては、経営者とスタッフ、スタッフ同士のコミュニケーションや業務連絡の場所として充分活用している所もありますので、参考にして下さい。

  • お店のコンセプト
  • 接客七大用語
  • 売上目標
  • 連絡事項
  • スタッフ日記
  • スタッフお休みシフト表
  • 月間個人売上表
  • 掃除当番

などを張り出しています。私のお店では、ホワイトボードに「本日の目標」「キャンペーン」などを書いて、自分もスタッフも常に意識できるようにしています。

5.美容器具

美容器具の種類も営業スタイルによって違ってきます。通常、美容室メニューだけなら次のような器具機材で間に合います。

  • 遠赤外線
  • スチーマー
  • フードドライヤー

などですが、器具を床に置くスペースが少ない美容室はキャスターではなく「天吊り式」にも出来ます。天井から吊す場合、天井に補強用金具を入れて強度を上げなくてはならないので、建屋によっては設置できる場所が限定されたり、設置が不可能な場合もあります。

内装工事が始まる前の段階で済ませなくてはならない工事になりますので、早めに業者に相談するようにします。その為の工事費は別途、材料代と専用の部品の代金が掛かります。

6.レジ周り

受付~ご案内、精算してお見送りまでの大切なエリアです。

  • お客様のお持ちもの
  • コートや上着のお預かり店によってはサービスで
  • 生鮮食料品や冷凍品の一時お預かりをすることもあります。

金銭はもちろん、お持ちものの取り違いやお預かりものの返し忘れ等があると大変です。必ず番号札をつけて管理したり、スペースに余裕があれば鍵付きのロッカーを用意し、鍵はお客様に渡して「責任は持たない」やり方もあります。

 今回のまとめ

新品・リユース(リサイクル・中古)があり、どちらを選択するか、迷うところかも知れません。新品は故障などに対してメーカーが保証してくれることが殆どです。中古品は保証はあっても3ヶ月~6ヶ月程度です。リース契約が出来るのならセット椅子やシャンプーイスは新品で気持ちよく開店しましょう。

ただ、運良くシャンプー台に設置するキャビネットのように「1度取り付けたら移動させない物」はほとんど痛みがないので、程度が良い物があったら「中古でも良い」と思いますので、現物を見て検討して下さい。

「あるもので始める」
まずは、予算をよく考えて無理の無い環境で開業して下さい。50万円あるのなら、その50万円で始められるお店をやれば良いのです。少ない投資で、大きく稼ぐ。無料で出来ること・・・たとえば販促やサービス・集客など、頭を絞ってアイデアを出し合うのです。

  • 格好をつけないこと
  • 見栄を張らないこと
  • 無駄遣い(人、モノ、お金)しないこと
  • 初心を忘れないこと
  • 記録を残すこと
  • 健康を維持すること

経営者になると、何でも自分の好きなように出来る自由を手に入れる事が出来ますが、その一方で何でもかんでも責任を自分で背負わなくてはならないのです。自分の進む方向ややり方に誤りが無いかどうか、経営の設計図と照らし合わせて前進して下さい。

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