美容室の徹底おもてなしサービス。無料だからこそ他店と差をつけろ!


今回のテーマは、「おもてなし」

では、おもてなしとはどういうことを指すのか・・・調べてみると、

  • 心のこもった待遇のこと
  • 顧客に対して心をこめて歓待や接待やサービスをする

とあります。「もてなし」に「お」をつけて、丁寧にした言い方ですが、名詞「持て成し」に接頭辞「お」がついたもの。お遍路における接待など布施の精神に基づくものが、日本の文化として知られる(遍路接待には功徳(くどく)を積むという意味があるそうです)ともあります。

記憶に新しいのは、2020年の東京オリンピック招致の時に、あるタレントさんがジェスチャー付きで「おもてなし」を表現したことでみんながまねをした事ですが、文字で表す時は一文字一文字に区切りをつけて「お・も・て・な・し」とします。これは2013年ユーキャン新語・流行語大賞に選ばれましたね。

今回の内容は、おもてなしの心が無ければ成立しないサービスを取り上げました。

  • ウェルカムドリンク関連
  • 週刊誌、月刊誌、ヘアカタ、アニメ、専門誌
  • ホットタオル
  • マッサージ
  • 足湯
  • ネイル
  • 膝掛け
  • お持ち用のカゴ(ロッカー)やハンガー

これらのサービスについて、すでに分かっているところは簡単に、大切な要素については掘り下げて考えてみます。

関連記事:実は不満だらけのサロンサービス?美容師はお客様の深層心理に迫れ!

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a.ウェルカムドリンク

もともと使われているのは、結婚披露宴などが始まるまでの待ち時間にホワイエ(※注)や控室、会場内などでゲストにふるまわれる飲物のことを指します。この場合はカナッペなどの軽食と一緒に、ソフトドリンク・アルコールなど出されることが一般的です。

()ホワイエとは、ホテル・劇場などの休憩室のこと

美容室でウェルカムドリンクといった場合は、お客様に対して「ようこそお越しくださいました。どうぞゆっくりしてください」という意味合いで、サロン側がサービスとして基本的に無料で提供する事を言います。ウェルカムドリンクとして出されている飲み物は、

  • コーヒー
  • 紅茶
  • 季節のフルーツティ
  • ルイボスティー
  • ハーブコーディアル
  • オーガニックハーブティー
  • ココア
  • カフェラテ
  • レモネード
  • カルピス

など・・・提供している美容室が多いようです。ウェルカムドリンクは、通常は来店直後かお席に誘導した後に提供するものですが、美容室の場合は施術中の待ち時間(放置時間)が長いので、この時のタイミングでサービスするサロンが多いようです。季節によってHotとIceもと言うサロンもありますが、スタッフの負担が増える事とお客様のお好みに合うかどうか課題が残ります。

私のサロンでは、完全予約制でだから出来る事が特徴になっています。日本茶・コーヒー・台湾茶・ハーブティー・紅茶をご用意出来て、必ずお客様に直前にご希望を確認しています。又、Iceに関しては現在はまったくやっておりません。これは「体を冷やす」と言うことが分かったからなのですが、お客様にもこの説明をする事で納得してもらえています。

飴やお菓子をつけるところがほとんどですが、 美容室の場合個別に添えてくれるお店もあるが、これは好みが分かれるので「お皿に盛り付けて自由にお客様に選んでもらうスタイル」をおすすめします。

b.雑誌や書籍、読み物など

美容室に雑誌の組み合わせは「定番」ですね。

  • ヘアカタ
  • 月刊誌
  • 専門誌
  • 女性誌
  • 男性誌

など各種ありますが、週刊誌などはすぐに古くなりますから定期的な購入と2週間ごとに廃棄すると言う管理が必要です。理容室に多いのは、カット中に雑誌を読みOKのサロンが多いせいか、本や週刊誌の間に毛髪が挟まっていることが多いので、気をつけたいポイントです。私はお客様にカット中の閲覧は「より良いスタイル作りのためのカット」と言うことで禁止していました。

最近のように、ネット配信による雑誌やアニメコミックが増えてくると、美容室にたくさん本や週刊誌などを置いておくよりも、無料WiFiを用意した方がより良いサービスと捉えてもらえる可能性が出て来そうです。

d.ホットタオル

 ホッタオル(蒸しタオル)を利用するのは、手や顔をを拭いてもらう目的では無なく

  • シャンプー台で
  • トリートメントや
  • プレーンリンス時にホットタオルとして

首に当てて使います。これは長年サービスとして提供していますが、すこぶる評判の良いサービスの一つです。たまに「熱いのが苦手」というお客様がいますので、必ず直前に確認をしてください。 カットやカラーの後に手渡しする美容室もあるらしいのですが、お客様に黙って渡しても女性客の場合は戸惑います。お渡しする場合は、

  • 「お顔を拭いてください」とか
  • 「気持ち悪いところがありましたらお使いください」

とひと言を必ず添えましょう。

e.アイブロー(眉毛カット)

有料メニューとして、500円~1,500円の料金設定の範囲が多いです。
無料で提供しているところもありますが、技術レベルに合わせて有料化しておく事は大切です。開業当初無料サービスで始めてしまったために有料化に踏み切れなくなってしまう例がたくさんあります。

  • カラーリングコース、又はパーマコースご利用のお客様は無料サービス
  • 着付け&セットのお客様は無料サービス
  • カットのお客様は500円
  • メイクアップアーチストによるアイブロー(レザー、仕上げ付き)1,500円

とか、お客様のご利用の料金(パーマやカットなど)に合わせて割引きやチケットを発行したり、条件をつけて対応すると良いでしょう。デパートや百貨店の化粧品売り場(たいがい1階にあります)を覗いてみて下さい。お試しでメイクを施術してもらったり、メイクアップの方法を教えてもらいたがっているお客様で賑わっています。自分で眉カット出来ない女性はたくさんいるのです。

f.マッサージ  

言わずと知れた?マッサージですが、実は「有料化」する美容室が増えてます。美容師がプロから直接指導を受けて、お客様に提供するのですが10分1,000円などプラスメニューで注文する肩が多いのです。ヘットマッサージとの組み合わせでオリジナルのマッサージメニューを用意しておくと「客単価アップ」はもちろんですが、お客様にも必ず喜ばれるメニューになります。

  • 肩や首
  • 足裏

等が考えられますが、 シャンプー同様「下手な人にはやって欲しくない」メニューの一つですから、マッサージのレベルが高いのは必須で、施術前のカウンセリングも重要になってきます。

g.足湯

このメニューも女性では大好きな方が多いです。このあたりは男性とちょっと違うと感じるところですが、出先で「足湯」があると必ずつき合わされます。家電製品として「足湯の器械」がありますが、水もお湯も使わないで「足湯」と命名して販売しているのですから、世の中は複雑ですね。余談ですが、

  • 北海道の動物園の旭川にある旭山動物園も
  • 「なぜ、旭川動物園にしなかったのか」
  • 「名前が紛らわしい」

と言われています。人の手も機械で行う場合も、足だけに「清潔感」と「感染症(水虫)予防対策」がポイントになるでしょう。

h.ネイル 

ネイルも有料無料で提供している美容室がありますが、無料にはしない方が良いです。開業したばかりは何でも無料サービスにしてお客様を取り込もうとしますが、肝心な利益が出せなくなってきます。あえて技術レベルを上げて有料にするか、思い切って「外注化」しましょう。

ファイリング(形を整える)+バッファー(磨く)無料

i.膝掛け 

膝掛けのサービスというと「飛行機」を思い出しますが、美容室でも必須のサービスです。膝掛け専用のモノがありますので、掛け心地が良いものを準備して下さい。バスタオルのような素材や柄はアウトです。又、夏冬関わらず使用しますが余裕があれば、夏冬用の2種類があれば季節感が出てベストです。

j.ロッカーやカゴ

ニュースで、たまに美容室に預けた荷物の財布から現金を盗まれたとかの事件がありますから、これからの時代はお客様自身に管理してもらう方法が一番良い方法かと思います。鍵付きのロッカーが用意できればベストですが・・・出来なければ、レストランやファミレスなどで見かける「カゴ」を準備してご自分の荷物の管理をしてもらうやり方にしましょう。

女性のお客様の場合も多いのが「冷蔵品や冷凍品」を持って来店されることです。この場合は、サロンにおいてある冷蔵庫に一時保管というサービスをしましょう。たまに預かったことを忘れてしまうことがあるので要注意です。

今回のまとめ

おもてなしと言う目に見えないサービスを取り上げてみましたが、いかがでしたか?ほとんどの美容室で実践している内容なので特別なことは無かったと思いますが、「当たり前」だけに何となくやっている感があります。

  • どうして無料なのか?
  • お客様は喜んでくれているか?
  • 惰性になっていないか
  • 緊張感はあるか?
  • 何のためにそのサービスを作ったのか

など、時々振り返り見直し点検をしましょう。無料サービスも磨いていくと「サロン差別化」につながり、お客様から支持されるようになっていきます。印象にのこる美容室になりますので、意識して取り組んで下さい。

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